半丸の部分と平らな部分が組み合わさった、このような形の瓦は、
ヨーロッパ南部の国、南フランス・スペイン・イタリア・ポルトガル・ルーマニア等で広く使われています。
国内では一般的に、「S形瓦」と呼ばれています。
軒先から見るとアルファベットの「S」に似ていることが背景にあるのだと思います。
ところが・・・沖縄では、この形の輸入瓦は「スペイン瓦」として認知されているのです。
例えそれが、フランス製であっても、イタリア製であっても・・・(。・д・。)
その為、沖縄で頂くご質問No.1は、
「え~フランス瓦?!これ、スペイン瓦じゃないの?!スペイン瓦とどう違うの?!」
そして私の答えは、こんな感じです
「この形状の瓦は、南欧の代表的な瓦なので、スペインだけではなく、フランスやイタリアでも使われているんですよ。
形状はほぼ同じですが、お色味は其々特徴があります。
また、一般的に南欧製の瓦の中では、フランス製の瓦は吸水率が低い為、
苔が生えにくかったり、寒さに強いという特徴があります*^-^*」
新年、最初の沖縄出張を終えて・・・
今年は、もっともっと、沖縄の方に、そして日本中のみなさんに
「フランス製瓦」の存在を知って頂けるように頑張ろ~\(*T▽T*)/と決意したのでした(笑)
ちなみに、このような形状の瓦は、
英語ではRoman Tile(ローマン タイル)=ローマ瓦
フランス語では、Tuile Romane(テュィーュ ロマンヌ) =ローマ瓦
イタリア語では、Tegola Portoghese(テゴラ ポルトゲーゼ)=ポルトガル瓦
スペイン語では、Teja Mixta(テハ ミクスタ)=ミックス瓦という名称です*^-^*
実際には、「フランス瓦」や「スペイン瓦」という?形”の瓦はないようですねぇ・・
次回は、日本で「スパニッシュ」と呼ばれている瓦についてのお話をさせて頂きたいと思います。
こちらは、「フランス瓦」プランシュッド ペイサージュ色で葺かれた沖縄のお家です。
オレンジ・イエロー・ブラウン・ベージュのアースカラーがバランスよく混ざった、
温かみ溢れるお色です♪
南欧タイプのS形瓦につきましては、下記にお問い合わせください。
フランス瓦メーカー イメリスTC
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