ジェラール瓦 ~日本で最初に造られた西洋瓦~

先日の『スペイン瓦』 と 『スパニッシュ』 と呼ばれている瓦のお話に続いて、
本日は、『ジェラール瓦』と呼ばれている瓦について書かせて頂きたいと思います。
昨年、屋根業界の先輩に、
日本で『ジェラール瓦』または『フランス瓦』と呼ばれる瓦があることを、教えて頂きました。
明治初期、横浜の元町で船舶給水業を営んでいた、
アルフレッド・ジェラールAlfred Gerardというフランス人が瓦と煉瓦の製造を始めた瓦で、
その名にちなんで『ジェラール瓦』と名づけられたそうです。
ジェラール瓦
(写真はジェラール瓦裏面です)
この、ジェラール瓦、お写真を拝見すると・・・
弊社では『マルセイユ Marseille』や『Losangee ロサンジェ』やという名前瓦によく似ているように思います。
『マルセイユ』はフランス南部の港町の名前。
その昔、フランスの貿易船の船体を安定させる重りとして、
このマルセイユ瓦が船底に積まれ、世界各国に広がっていったのだという話を聞いたことがあります。
MARSEILLE Rouge Vieilli
(マルセイユ瓦)
もう一つの、『ロサンジェ』とはひし形の、という意味で、
真ん中にひし形の模様がついているのが特徴です。
ロサンジェは、フランス北東部のPargny パルニーという小さな小さな村で製造しています。
フランスでもあまり多くの場所でみられる瓦ではありません。
LOSANGEE Rouge1
(ロサンジェ瓦)
フランスの瓦文化は歴史が長く、瓦の形状はかなり地域性があります。
例えば、アルボワーズArboiseという瓦。これはスイスとの国境に近い、
フランス東部のアルボワ Arboisという地域で古くから使われているものです。
ARBOISE REC Chevreuse
(アルボワーズ瓦)
こちらはボーヴォワーズBeauvoiseという瓦。
アルボワーズに形はそっくりですが・・・色合いや質感がちょっと違います。
こちらはBeauvoisという地域で使われている、別の瓦なのです。
TU BEAUVOISE
(ボーヴォワーズ瓦)
このように、フランスでは各エリアで、其々の歴史や文化に育まれた瓦が現在も使われており、
沢山の種類の瓦があるのです。
その中で・・・どうしてジェラールさんはロサンジェを選んだのかなぁ・・・・?
ちょっと気になって、
ウィキペディアでアルフレッド・ジェラールさんについて調べてみると・・・
http://fr.wikipedia.org/wiki/Alfred_G%C3%A9rard
ご出身はフランス北東部のランスReims。
ロサンジェを造っているパルニーから100㎞程の街でした。
ジェラールさんは、故郷から遠く離れた日本で、
郷愁の念をもってこの瓦を造っていたのでしょうか・・・*^-^*
元町公園の近くにある、瓦製造工場跡地に『ジェラール瓦』の碑が、
また、山手地区にはジェラールさんの造った瓦や煉瓦が一部残されているのだそうです。
是非、訪れてみたいと思います*^-^*
こちらは、ロサンジェ瓦のフランスのお家です。
Losangee Rouge2
マルセイユ瓦、ロサンジェ瓦、アルボワーズ瓦につきましては、
下記にお問い合わせ下さいm(*- -*)m
フランス瓦メーカー イメリスTC

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