月: 2013年11月

今回は、南フランスの住宅をご紹介します。
半丸の瓦＝カナル（バレル）瓦を数段重ねて装飾するこの仕様は、
イタリア北西部ジェノバからフランス南部で見られる特徴的な意匠で、
フランス語でジェノバ風のという意味の、
“ジェノワーズ（Genoise)”と呼ばれています。
“マル”の連続が織りなす独特の可愛らしさは、
南欧ならではの暖かみ溢れる外観を演出しています♪

うろこ形の屋根は、フランスやドイツの一部の村で見られます。
とっても可愛らしい外観で、メルヘン童話の世界のようです♪
こちらの作品は、輸入住宅スタイルブックVol.7で紹介されています。


大屋根はアルボワーズ エカーイュ（22枚/㎡）を、下屋はプラット エカーイュ（60枚/㎡）を使用。

プラット エカーイュ：小さなうろこ形瓦を重ね合わせることで、より可愛らしく見えます。

フレンチアンティーク雑貨が大好きなＹご夫妻が、
こだわりのお家づくりで選んでくださったのは、
プロヴァンス瓦プランシュッドの“メディテラネ色”でした。
ベージュとサーモンピンクが基調の可愛らしい色合いです♪



薪ストーブ用の薪小屋も、同じ瓦で装飾♪

余った瓦は、奥様のアイデアで可愛い花壇に返信♪

代官山T-SITE内にあるレストラン“IVY PLACE”
森の中に佇む「別荘」のような空間、というコンセプトの通り、
モダンな形状の建物ですが、自然素材の瓦を取り入れることで、
都会の中で安らぎを感じられる森のイメージが表現されています。
レストランのサイトはこちら↓
http://tsite.jp/daikanyama/store-service/ivyplace.html
雰囲気も素敵ですが・・・お味も極上です♪



こんな風に小さな瓦が重ね合わさることで、
重厚感ある外観となります。


同じ色なのですが日差しの当たり具合によって、
お色のイメージはこんなに変わります・・・
異なる表情を楽しんで頂けると嬉しいです♪

南欧伝統のカナル瓦は、
上丸・下丸が重なりあってできる波型が特徴です。
長野県蓼科高原チーズケーキ工房さんのショプの建物です。
とっても可愛い外観です♪チーズケーキも美味しいですよぉ♪

屋根はモスグリーンとベージュの落ち着いた
色調の南欧瓦です。
玄関周りに、可愛いうろこ形の小さな瓦を敷き詰めて、
オリジナリティー溢れる外観に♪

オランダ・ベルギーをはじめ北部ヨーロッパでは、
急勾配屋根が主流です。
20寸勾配とドーマーが圧倒的な存在感を放っています。

セラック色は、天然石を髣髴とさせるグレーのベースに、
ライトブラウンでアクセントをつけた上品な色調です。
英国コッツワォルズのハニーストーンに美しく調和し、
高級感溢れる外観です。

腰折れ屋根やドーマーのある意匠性の高い作品です♪
こちらの物件は、下記の雑誌でも紹介されています。
大人の家～Luxury Living & House～ Vol.1
輸入住宅スタイルブック Vol.6

寒冷地対応S形瓦オメガ１０は、標高1,000メートルのアルプスの山小屋でも
使われている為、軽井沢でも安心してご採用頂けます♪